JSTQB FLのシラバスを読む会 1 (1章3まで)

JSTQB勉強会資料

出典: 

教材

http://jstqb.jp/syllabus.html#syllabus_foundation

「ISTQBテスト技術者資格制度Foundation Level シラバス 日本語版 Version 2018V3.1.J02」

今日の範囲

「1. テストの基礎」(175分) (pp.14-27)

会が105分

キリよく「1.3 テストの7原則」くらいまで (p.19)

1.1 テストとは何か?

テストをする理由

  • 品質未達のリスク

テストとは何か — よくある誤解

  • 動的テストだけではない

    • <-> 静的テスト
  • verification(検証)だけではない

    • verification

      • correct or incorrect (正しいか、正しくないか)
    • validation(妥当性確認)

      • valid or invalid (妥当か、妥当でないか)

参考文献: SEC BOOKS:高信頼化ソフトウェアのための開発手法ガイドブック (2021/02/25現在)

https://www.ipa.go.jp/files/000005144.pdf

品質レビューは上流工程の要件定義・基本設計になるほど、
テストは下流工程のシステムテストになるほど 「妥当性確認」(品質特性での合目的性など)の要素が強くなり、
プログラム製造の品質レビューおよび単体テストは
「検証」(品質特性での正確性など)の要素が強くなります。

v

v_verification

v_validation

テスト活動の編成と実行方法は、ライフサイクルに応じて異なる

実際に作ってステークホルダーに触ってもらわないと妥当性が判断つかないこともある -> アジャイル

1.1.1 テストに共通する目的

1.1.2 テストとデバッグ

言葉の定義

fault_and_failure

言葉の定義から…

  • 「故障」はソフトウェアを実行しない限り発生しない
  • 「欠陥」は、ソフトウェア以外の「実行しない成果物」についても生じる

    • 「要件同士が不整合を起こしてる」「仕様がバグってる」とか…
    • こぼれ話: 「要件同士の不整合」をなくすための営みとして、開発・設計界隈では RDRA2.0ICONIX が知られています

1.2 テストの必要性

1.2.1 成功に対するテストの貢献

シフトレフト の話

あとで詳しく出てきます

1.2.2 品質保証とテスト

quality_management

QAとは

  • 「このプロセスにのっとって作ればおのずと品質高まるよ」というプロセスを作れるという仮定のもと
  • テスト結果を活用して、そのようなプロセスを育てる

ような営み

1.2.3 エラー、欠陥、および故障

言葉の定義つづき

error_fault_failure


anomaly

  • 不正が見つかったからといって、故障とは限らない

false_positive

テストケースの期待結果側が間違っていて、故障でないが不正としてあらわれる … 偽陽性(false positive)

  • 欠陥の検出がもれることがある

false_negative

期待結果も実装と対称に間違っていて、不正としてあらわれない … 偽陰性(false negative)

実装をコピペして作った自動テストなんかで起こりがち…

1.3 テストの7原則