CCNA試験対策 下巻ch14: WAN Architecture 2/2

CCNAネットワーク勉強メモ

出典: 


Multiprotocol Label Switch (MPLS)

  • SPからみたとき、全顧客のネットワークを同一のIPアドレス空間で管理するわけにはいかない

    • たとえば 10.0.0.0/8 を全顧客ぶん同じIPアドレス空間で管理したら、ルーティングテーブルが甚大になる
  • MPLSを利用することで顧客ごとにルートを別々に分けられる

    • 【所感】IEE802.1Q trunkingのL3版みたいな
  • L2.5プロトコルなどと呼ばれる

    • L2ヘッダとL3ヘッダの間にMPLSヘッダを加えるから
  • VPN実装のひとつ

    • データを暗号化するタイプのVPNもある
    • MPLSによるVPNは、パケットをラベリングして顧客ごとのパケットを分離する

MPLS VPN Physical Design and Topology

  • MPLSはL3の技術なので、SPのネットワークについてrouterのことまで意識する必要が出てくる

    • CE: Customer Edge
    • PE: Provider Edge
  • Access Link: CE-PE間のL3接続

    • L2のUNIは何でも良いことになる
    • 専用線
    • Metro-E
    • 4G/5G
    • CATV

MPLS and Quality of Service

  • DSCP: Differentiated Services Code Point

    • IPヘッダのToSフィールドに設定するQoS用の値(6bit)
    • VoIPならEF: Expedited Forwardingを設定する
  • MPLS VPN上でも使えるよという話

Layer 3 with MPLS VPN

  • MetroEはL2なので顧客のroutingのことなどは知ったこっちゃない
  • MPLS VPNは真逆 — CEルータ間のルーティング情報の学習の世話をする

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  • CE間はneighborではないのでPEがルーティング情報をadvertiseする(CE2-PE2-CE3)
  • CE-PE間のBGPとPE-PE間のBGPが異なるのでルートの再配布(redistribution)が行われる(CE1-PE1-PE2-CE2,CE3)

    • MPBGP: Multiprotocol BGP

Internet VPNs

  • 顧客のネットワーク-ISPのネットワーク間、ならびにISPのネットワークどうしが接続されることでWWWを形成する
  • コスト面やどこでも使えることなどから、企業がWANとしてインターネットを使うように

Internet Access

  • L2の接続方式

Digital Subscriber Line

  • 上り/下り帯域幅がAsymmetricなもの=ADSL
  • 敷設済の電話回線で高速なインターネットを提供できるので電話会社は潤った
  • 中央局のDSLAM: DSL access multiplexerでデジタル信号とアナログ音声信号とを分離する

Cable Internet

  • CATV
  • DSLとそっくり

Wireless WAN (3G, 4G, LTE, 5G)

  • 携帯電話とかがこれ
  • 電波塔からルーターを経てMobile ProviderもしくはISPへ

Fiber (Ethernet) Internet Access

  • ここまでに挙げたもの

    • DSL, CATVは銅線
    • WirelessはWireless
  • 光ファイバーという選択肢

    • 高価かつ敷設に時間がかかるが高速

Internet VPN Fundamentals

  • Private WANのセキュリティ機能

    • Confidentiality (privacy)
    • 盗聴できない
    • Authentication
    • パケットの送信者の正当性
    • Data integrity
    • パケットが改竄されていない
    • Anti-replay
    • 正当なユーザにより送信されたパケットがコピーされ再送されるのを防ぐ
  • 同じものを安価なpublicネットワーク上で実現したい — Internet VPN

Site-to-Site VPNs with IPsec

  • 拠点-拠点間を1本のVPNトンネルで結び、拠点内のデバイスで共用する

    • edgeルータで設定を行う
  • IPsec

    • ネットワーク層(L3)のセキュリティフレームワーク
    • cf. SSL/TLS
    • OSIでいうL5
    • over TCP前提なのでUDPで使えない
    • 枠組みを規定しているだけで、実際に用いるプロトコルを選定する必要がある
  • フレームワークの構成要素

    • ESP: Encapsulated Security Payload
    • 暗号化
    • AES, DESなどを選択
    • AH: Authentication Header
    • 認証
    • SHA, MD5などを選択
    • IKE: Internet Key Exchange
    • 共通鍵(session key)の交換
    • DH3,DH2,DH1などを選択
  • GRE: Generic Routing Encapsulation

    • 暗号化をサポートしていないトンネリングプロトコル
  • セキュアなSite-to-Site VPNを実現するにあたっては、GRE over IPsecのようなスタックを組む

Remote Access VPNs with TLS

  • 拠点-拠点間のVPN接続がないような場合に

    • 例: カフェのWi-Fiで作業
  • 選択肢

    • Cisco AnyConnect Secure Mobility Client
    • TLS
    • 企業拠点側への任意のトラフィックをトンネル
    • Webブラウザ
    • HTTPS
    • 単一のWebブラウザセッションをトンネル