ch3 Fundamentals of WANs And IP Routing
Wide-Area Networks
- 専用線WANはきょうびあまり見なくなったが出題はされる
- Ethernet LANsと同じL2プロトコルを使うが、より長距離転送が必要なので、LANで使わなかった機能を利用する
Leased-Line WANs
- Z状に曲がった線(crooked line)は専用線をあらわす
- HDLCプロトコルについて学ぶ
Physical Details of Leased Lines
-
概念的には、転送速度があらかじめ決まっている、cross-over full-duplexケーブルのような感じ
- 実物はもちろん違う
- telco(電話通信事業者)のCO: Central Office(中央局)のswitch(交換機)で中継していたりする
-
特有の語彙
- leased line (専用線)
- leased = 所有しているわけではなく、月額で借りている
- leased circuitとも
- Serial Link, Serial Line
- パラレルじゃない
- Point-to-Point Link, Point-to-Point Line
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トポロジーは2点間接続のみ考えればよい
- 間の中央局のスイッチのこととかは考えなくてよい
- T1
- 1.544Mbps
- Private Line
- 転送するデータがプライベートで、telcoの他の顧客が盗聴することはできないということ
HDLC Data-Link Details of Leased Lines
- leased line: L1
- 専用線自身はデータをどう転送するか = L2のことは決めていない
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専用線のL2でメジャーなもの
- HDLC: High-Level Data Link Control
- PPP: Point-to-Point Protocol
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そもそもL2の仕事
- 物理的な接続の上で、特定のタイプのデータを正しく届ける
-
専用線は単純なPoint-to-Point topologyなので、HDLCはEthernetほどの仕事はしない
- 宛先に6バイトも要らないよね
- HDLCのフィールドとEthernetとの対比
HDLC Field | Ethernet Equivalent | length / bit | Description |
---|---|---|---|
Flag | Preamble,SFD | 8 | 0x7E |
Address | Destination Address | 8 | |
Control | - | 8 | |
Type | Type | 16 | |
FCS | FCS | 16 | CRC |
Flag | Preamble,SFD | 8 | 0x7E |
-
Flag Sequenceとゼロインサート
0x7E
=0b01111110
- 1が6つ続くと終端と誤認してしまうので、1が5つ続いたら6ビットめに0を強制挿入する
- そのため、1バイト = 8ビットのデータを転送する場合でも、実際に送信されるビット数は8より多くなったりする
- ので、専用のH/Wが必要
-
Control
- I,S,U の3フォーマット。ルータ的には関係なし
-
I: Information
- データ通知
-
S: Supervisory format
- 受信可能状態などの状態通知
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U: Unnumbered format
- 通信回線の論理的な接続・切断
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Type
- Cisco拡張
- HDLC自体はISO標準だが、ISO標準に本フィールドはない
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ルータが上位レイヤ(L3)を知る必要があるため導入
- Dataフィールドの先頭
How Routers Use a WAN Data Link
LAN | WAN | LAN
PC1 -- Switch -- R1 -- Leased Line -- R2 -- Switch -- PC2
802.3 Frame HDLC Frame 802.3 Frame
-
PC1 -> R1 -> R2 -> PC2 なる経路でIPバケットを転送するケースを考える
- ルータR1で802.3フレームを de-encapsulateし、IPパケットを取り出して、HDLCフレームでencapsulateしなおす
- ルータR2でHDLCフレームを de-encapsulateし、802.3フレームでencapsulateする
Ethernet as a WAN Technology
-
専用線のデメリット
- 高コスト
- 敷設のリードタイム
- 遅い
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WANもEthernetで!
- 古来、銅線では伝送距離がネックでLANのみだった
- 長距離伝送可能な光ファイバー規格の登場により、WANも802.3でいけるように
- 5kmいける1000BASE-LX
- 70kmいける1000BASE-ZX
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語彙
- SP: Service Provider
- PoP: Point of Presence
- SPの近くの接続地点
- 専用線接続における中央局にあたるもの
- 専用線接続における交換機にあたるものはEthernet Switch
Ethernet WANs That Create a Layer 2 service
- やはり概念的にはルータ2点間のcross-over cableのような接続
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語彙
- Ethernet WAN
- EthernetはLANだけじゃないそ!という言葉
- Ethernet Line Service (E-Line)
- MEF: Metro Ethernet Forumの言葉
- Ethernet emulation
- 実際には2点間イーサネット接続ではないことを強調する言い方
- Ethernet over MPLS (EoMPLS)
-
MPLS: Multiprotocol Label Switching
- L2.5 などと呼ばれることも
- Etnernet serviceの実現に用いられる技術
- 【補】VPNやQoSの実現にも用いられる
How Routers Route IP Packets Using Ethernet Emulation
LAN | WAN | LAN
G0/1 G0/0
PC1 -- Switch -- R1 -- (cloud) -- R2 -- Switch -- PC2
802.3 Frame 802.3 Frame 802.3 Frame
-
R1-R2間の接続
- 物理的には2点間接続でない
- が、EoMPLSにおいて、2点間接続に見える
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データ転送の流れ
- PC1 -> R1
- R1でフレームをde-encapsulateし、新しいフレームでencapsulateし直す
- Source = R1 G0/1
- Destination = R2 G0/0
- FCS再計算
- R2でフレームをde-encapsulateし、新しいフレームでencapsulateし直す
IP Routing
- 同じグループ宛ならば直接送る
-
異なるグループ宛ならば、しかるべきルータに送る
- hostからならdefault router
- routerからならrouting tableにしたがって隣のrouterへ
Network Layer Routing (Forwarding) Logic
略
How Network Layer Routing Uses LANs and WANs
- routerでIPパケットをEthernet frameで包むとき、どうやって宛先のMACアドレスを知るの?
- ARP: Address Resolution Protocol
How IP Addressing Helps IP Routing
-
networkという言葉について
- 混乱の元
- internetwork
- router, switch, cableその他により構成されるネットワーク
Rules for Groups of IP Addresses (Networks and Subnets)
- routerにより分かたれていない2つのIPアドレスは同一のグループ(subnet)に所属
- 1つ以上のrouterにより分かたれている2つのIPアドレスは異なるグループ(subnet)に所属
How IP Routing Protocols Help IP Routing
- hostはdefault router (default gateway)を知っていること
- routerはIPアドレスのグループごとにホップ先のrouterを知っていること (routing table)
-
IP routing protocol
- routing tableをどうやって構成するの?
- routerに学習させる
-
routing protocolごとに内部仕様の違いはあれど、流れはだいたい同じ
- routerに直接接続されているsubnetについてはconfigureしておく
- routerは、隣のrouterに知っているrouting table情報を教えてあげる
- 直接接続されているroute
- 第三のrouterから教えてもらったroute
- 隣のrouterからrouteを教えてもらったら、routing tableに情報を追加する
- 典型的には、routeを教えてくれたrouteに向ける
Other Network Layer features
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OSPF: Open Shortest Path First
- IPとは別個のRFCとして定義されているrouting protocolの一種
- DNS: Domain Name System
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ARP: Address Resolution Protocol
- 「このIPアドレスだったらMACアドレスを返答してください」ってやつ
- IPパケットを802.3フレームでくるむ時にDestination MAC Addressを知るために必要
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ICMP: Internet Control Message Protocol
- pingコマンドで使うやつ