環境
- macOS Catalina 10.15.4
-
Enterprise Architect 15.0
- RDRA2.0プラグインの動作のために15.0以降が必要
- 長いので以下EAとする
-
CrossOver 19.0.1
- EA公式サイトにて「Catalinaで動かすにはCrossOver mac 19が必要」と明言されている
Enterprise Architect
[https://www.sparxsystems.jp/products/EA/ea.htm:embed:cite]
-
ICONIXやRDRA2.0を描きたいので触っている
- 特にRDRA2.0は他にツールがない
- PowerPoint + VBAで頑張るという道もあるが…
CrossOver mac
[https://www.codeweavers.com/products/downloadtrial/downloadlinks:embed:cite]
- 有償版wine
-
自分でビルドしたwineにEnterprise Architectをインストールできなかったので、CrossOver mac 19.0.1を購入
wine32on64
というのがミソのよう- EA自体は32bit
- macOS Catalinaは64bitしか動かない
CrossOverインストール・ボトル作成
- あらかじめ
システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > プライバシー
から、フルアクセス権限など与えておくとよい
- 空のWindows10 (64bitでない)を作る
EAのインストール
- 買うか試用版(英語)のmsiで入れる
RDRA2.0アドインのインストール
[https://www.sparxsystems.jp/products/EA/tech/RDRA.htm:embed:cite]
- msiで入れる
-
EAをインストールしたボトルと同じボトルにインストールする
- ボトルごとにCドライブが切られるので
- 試用版EAの場合、インストール先が異なることに注意
必要なライブラリ等のインストール
- この時点でのボトルのインストール状況はこんな感じ:
-
このままだと下記のような現象が起きる:
- プロジェクトの作成・読み込みができない
- RDRA2.0プラグインが読み込まれない
winetricksの準備
[https://github.com/Winetricks/winetricks:embed:cite]
- winetricks: wineのためにいろいろインストールするやつ
cd workspace # どこでも
curl -o winetricks https://raw.githubusercontent.com/Winetricks/winetricks/master/src/winetricks
chmod +x winetricks
-
winetricksを使うために環境変数を設定する
WINEPREFIX
- wineのボトルの場所
WINE
- wine実行ファイルの場所
~/.zshrc
export WINEPREFIX="/Users/nextat_staff/Library/Application Support/CrossOver/Bottles/Enterprise Architect with RDRA2.0"
export WINE="/Applications/CrossOver.app/Contents/SharedSupport/CrossOver/bin/wine"
winetricksで必要なものインストール
- 作ったボトルを「デフォルトのボトル」にする
- 公式より、下記コマンドで必要なモジュールをインストールする
./winetricks msxml3 \
msxml4 \
jet40 \
mdac28 \
dotnet40 \
dotnet452
-
msxml3
,msxml4
- xmlのパーサ
msxml6
はリンク切れにつきスキップした- 一応動いている
-
jet40
- JET 4.0
- Microsoft Accessなどで使われているMS製RDBMS
- Enterprise Architectのプロジェクトデータをこれで管理していると思われる
-
mdac28
- MDAC 2.8 (Microsoft Data Access Components)
- データベースアクセスするためのコンポーネント
-
dotnet40
,dotnet452
- .NET
- RDRA2.0アドインの読み込みに.NET 4.0が必要
- 公式に従って、4.5.2も一応入れておく
- 一通り入れた後のボトルのインストール状況はこんな感じ: