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ビジネスルール
- ビジネスルールの明示はRDRA2.0での拡張
-
ビジネスルール: ビジネス上の様々な取り決め
- 契約
- 仕事を進めるための段取り
- 関係者とのやり取り
- 使用する機器・設備の制約
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ビジネスルールではないもの
- システムを実現するための内部的な条件や判断
- ただし、長い歴史の中でシステムの制約がビジネスルールになっていることもある
ビジネスルールの記述箇所
- アクティビティ
- ユースケース
- 画面
- イベント
ビジネスルール導出元
-
ビジネスコンテキストのビジネス要素
- ビジネスユースケースの入出力がバリエーション候補になる
- 条件につながることでビジネスルールを表現する
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情報モデル
- ビジネスルールを直接表現するものではない
- が、洗い出しのヒントになる
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状態モデル
- 遷移条件はビジネスルールそのもの
ビジネスルールの表現方法/バリエーション/条件の定義
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名前付けられた式や規約
- 単純な式
- 名前を付けて一覧にする
-
組み合わせによる条件
- 表形式で表現し、行と列の組み合わせで表現する
- 例
貸出制限 | 大人 | 小人 |
---|---|---|
遅延日数 < 3日 | 1人5冊まで | 1人7冊まで |
遅延日数 < 7日 | 貸出不可 | 1人4冊まで |
それ以上 | 貸出不可 | 貸出不可 |
貸出期限: 貸出日 + 14日
- 「貸出期限」: 名前付けられた式や規約
- 表: 組み合わせによる条件
- 「大人/小人」「遅延日数」: バリエーション
条件の参照
バリエーションの参照
- 1つのバリエーションが複数の条件の軸になることが予想される
- 影響度分析のため、条件とバリエーションを結ぶ
ビジネスルールで複雑度を測る
- ユースケースでボリュームまでは見積もれる
- 複雑度までは把握できない
-
複雑度を把握するために必要になるもの
- 情報モデル
- 状態モデル
- 条件
- これらとユースケースとのつながりを把握することで複雑度を把握する