RDRA2.0 ハンドブック ch6 ビジネスルール

RDRA2.0勉強メモ

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ビジネスルール

  • ビジネスルールの明示はRDRA2.0での拡張
  • ビジネスルール: ビジネス上の様々な取り決め

    • 契約
    • 仕事を進めるための段取り
    • 関係者とのやり取り
    • 使用する機器・設備の制約
  • ビジネスルールではないもの

    • システムを実現するための内部的な条件や判断
    • ただし、長い歴史の中でシステムの制約がビジネスルールになっていることもある

ビジネスルールの記述箇所

  • アクティビティ
  • ユースケース
  • 画面
  • イベント

ビジネスルール導出元

  • ビジネスコンテキストのビジネス要素

    • ビジネスユースケースの入出力がバリエーション候補になる
    • 条件につながることでビジネスルールを表現する
  • 情報モデル

    • ビジネスルールを直接表現するものではない
    • が、洗い出しのヒントになる
  • 状態モデル

    • 遷移条件はビジネスルールそのもの

ビジネスルールの表現方法/バリエーション/条件の定義

  • 名前付けられた式や規約

    • 単純な式
    • 名前を付けて一覧にする
  • 組み合わせによる条件

    • 表形式で表現し、行と列の組み合わせで表現する
貸出制限 大人 小人
遅延日数 < 3日 1人5冊まで 1人7冊まで
遅延日数 < 7日 貸出不可 1人4冊まで
それ以上 貸出不可 貸出不可

貸出期限: 貸出日 + 14日

  • 「貸出期限」: 名前付けられた式や規約
  • 表: 組み合わせによる条件
  • 「大人/小人」「遅延日数」: バリエーション

条件の参照

バリエーションの参照

  • 1つのバリエーションが複数の条件の軸になることが予想される
  • 影響度分析のため、条件とバリエーションを結ぶ

ビジネスルールで複雑度を測る

  • ユースケースでボリュームまでは見積もれる
  • 複雑度までは把握できない
  • 複雑度を把握するために必要になるもの

    • 情報モデル
    • 状態モデル
    • 条件
  • これらとユースケースとのつながりを把握することで複雑度を把握する